
蕁麻疹(じんましん)は5人に1人が1生に1回は経験すると言われている頻度の高い皮膚疾患です。

↑蕁麻疹。地図上に盛り上がっています。
蕁麻疹は一見虫刺されのような一時的な皮膚の腫れであり、たいてい24時間以内に跡かたなく消えて、どこにあったかわからなくなります。
全身に地図状に盛り上がっていたり、搔きむしった所がみみずばれになったり、まぶたが腫れたり、見た目は派手ですが必ず跡形なく治ります。

↑蕁麻疹 掻いたところがみみずばれになっています。
一方で湿疹はかゆみを伴う点では同じですが、治ってきても、たいてい名残がわかります。また色素沈着を残す場合があります。
蕁麻疹は主に急性蕁麻疹と慢性蕁麻疹に分けられます。
急性蕁麻疹はおおむね6週間以内に治癒するもの 慢性蕁麻疹は6週間を越えて出没を繰り返すものと定義されます。
(今回は急性蕁麻疹のお話です。)
急性蕁麻疹は何らかのアレルギー物質が含まれたものを食べた後や、風邪を引いた後など体調不良時に出ることがあります。
小さなお子様に出ることも多く、全身に広がる蕁麻疹をかゆがるわが子をみて、びっくりされた経験もあるかもしれません。
何かを食べて30分以内に蕁麻疹が出た場合など食物アレルギーを強く疑う場合は、原因を調べるためにアレルギーの採血をすることもありますが、前述のように風邪や体調不良、疲労、ストレスなどで出ることが多いので採血をしても原因がわからない場合が多いです。
(当院では小学生以上しか採血は行っておりません。)
ちなみに蕁麻疹は塗り薬では治りません。
抗ヒスタミン薬(花粉症の薬など)の内服をすると数日から1週間程度で治癒する場合が多いです。
※逆に「湿疹」は塗り薬が基本ですのでまずは、自己判断をせず、きちんと診断をつけることが重要です。
GW中は、旅行などで疲れがでたり、普段食べないものを食べたりして蕁麻疹が出やすいです。
まずは、蕁麻疹かどうか診断をしてから
☑薬を飲む
☑なるべく安静にする(体温を上げない)
☑入浴は控える(シャワーのみにする。温泉やサウナはダメ)
☑お酒も控える(血流がよくなるため)
※小さなお子様の蕁麻疹で、ぐったりしている、咳が続く、顔色が悪い、嘔吐がある、などの場合はアナフィラキシーの可能性がありますので
至急小児科がある病院を受診してください。






