薄毛
薄毛
AGAとはAndrogenetic Alopeciaを略した用語で、男性ホルモンに関係した脱毛症、つまり「男性型脱毛症」のことです。進行性であることが特徴で、早い人では20代からはじまります。通常毛髪は、「成長期」→「退行期」→「休止期」のサイクルを経て生え替わります。このヘアサイクルは約4〜5年であるのが通常ですが、AGAではこのヘアサイクルが亢進して数ヶ月単位で毛髪が生えかわります。毛髪が十分に成長しないまま抜けてしまうために、いわゆる薄毛という状態になります。
当院では、まずは診察をさせていただき、AGAなのかその他の脱毛症なのかを診断します。AGAの場合、基本的には内服薬、外用薬の治療になります。適宜評価を行いながら治療を継続していきます。
フィナステリドはアメリカで開発された薬品で、テストテロンをデヒドロテストステロン(DHT)に変化させる酵素(5αリダクターゼⅡ型)の働きを抑えることによって、DHTの量を減らす働きをします。AGAの進行を抑える働きがあります。プロペシアの後発品です。
副作用
デュタステリドはフィナステリドのようにテストステロンをDHTに変化させる酵素をブロックすることで効果を発揮しますが、フィナステリドが1種類をブロックするだけであるのに対し、デュタステリドは5αリダクターゼⅠ型とⅡ型の2種類をブロックすることでより高い効果を発揮します。デュタステリドはザガーロの後発品です。
副作用
ミノキシジルは世界で初めて認可された脱毛症治療薬です。血管拡張成分による高血圧治療の薬として開発されましたが、その後薄毛対策薬として効果が認められ広まりました。日本では市販の育毛剤に使用されたのをきっかけとして、幅広く育毛・薄毛対策薬として使用されるようになりました。
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