手足口病|瑞穂ゆかり皮ふ科クリニック|瑞穂区の皮膚科・小児皮膚科・美容皮膚科

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手足口病|瑞穂ゆかり皮ふ科クリニック|瑞穂区の皮膚科・小児皮膚科・美容皮膚科

夏に子供に流行する手足口病。今年はまだ流行が続いているようです。

手足口病はその名の通り、感染してから3~5日後に、手、足、口の中に赤い発疹や水ぶくれを生じる疾患で、38度程度の発熱が見られることもあります。2歳以下のこどもが主ですが、小学生でも発症が見られます。発熱がない場合、突然手足に発疹が出て気がついたり、口内炎で口の中を痛がったり不機嫌になったりして気が付きます。

手足口病の原因ウイルスはコクサッキーウイルス、エンテロウイルスなどです。感染経路は飛沫感染、接触感染、糞口感染と言われており、保育園や幼稚園、家庭内の兄弟間で容易に感染します。

手の症状は手の平だけでなく、手首や手の甲、肘までパラパラと紅斑や水疱がみられる事もあります。

足の症状も典型的には足底にみられますが、足の甲や足首、ひざ周りにも皮疹がよく見られます。

基本的には1週間ほどで自然に治癒しますので治療は不要ですが、まれに髄膜炎や脳炎、心筋炎、麻痺などの重篤な合併症を伴う事があり注意が必要です。

皮膚症状はその後皮がめくれて治癒します。

手足口病は症状が治まってもウイルスの排泄は数週間持続すると言われており、治った後も手洗いを徹底することが重要です。

手足口病の中でも特定の型(コクサッキーウイルスA6型)に感染した場合は、その後1-2か月してから手足の爪が剝がれてくることがあります。ある日突然こどもの爪が剥がれてくるのでびっくりして皮膚科を受診されることも多いですが、自然にはがれるのを待てばまた新しい爪が生えてきますので特に心配はいりません。

爪が浮いて引っ掛かりそうで心配だったり痛がるようでしたら皮膚科で爪を切ることもできますのでお気軽にご相談ください。