一般皮膚科|瑞穂区の皮膚科・小児皮膚科・美容皮膚科|瑞穂ゆかり皮ふ科クリニック

〒467-0011 愛知県名古屋市瑞穂区萩山町2丁目1番
Tel.052-680-7701
WEB予約 LINE Instagram
ヘッダー画像

一般皮膚科

一般皮膚科|瑞穂区の皮膚科・小児皮膚科・美容皮膚科|瑞穂ゆかり皮ふ科クリニック

一般皮膚科

一般皮膚科

皮膚は人体で最大の臓器であり、最も外側で内臓を守る役割をしています。そのため暑さ、寒さ、紫外線、摩擦など常に刺激にさらされており、様々な皮膚トラブルが生じます。また皮膚の付属器として爪や毛があり、爪や毛髪の異常も皮膚科で診療します。
昔から「皮膚は内臓の鏡」と言われているように、皮膚症状から内臓疾患が見つかる場合もあります。当院では皮膚の診察とともに、患者様のお話をよく伺い、皮膚トラブルの背景に内科的疾患がないか等も考慮しながら診察いたします。自己判断で放置せず、皮膚の異常がみられましたら、お早めにご相談ください。

皮膚科でよくみられる症状

このような症状の方はご相談ください

  • 湿疹がある
  • にきびやふきでものが気になる
  • かゆみがある
  • 痛みのある水ぶくれができた
  • ホクロができた
  • 肌がカサカサしている
  • イボができた
  • 髪の毛が抜ける
  • 爪の周りが痛む
  • 爪が白く濁っている
  • 足の皮がめくれる、かゆみがある

皮膚科で診る主な疾患

湿疹

皮膚科の診療でとても多く見られます。かゆみや赤み、かさつきなどが生じます。ひどい場合は、水ぶくれなどができ、皮がむけることもあります。
原因としては、汗、乾燥、衣類や洗剤など様々な外的な刺激によるものが多いですが、自己免疫疾患やウイルス感染、薬剤性などもあります。湿疹・かぶれなどはかゆみを伴うことが多く、つい掻いてしまいがちです。しかし、掻くことで患部をかき壊してしまい化膿や悪化を招き、さらに患部が広がりかゆみがひどくなることも少なくありません。治療はステロイド外用薬や保湿剤を使用します。かゆみがひどい場合は、抗アレルギー薬や抗ヒスタミン薬の飲み薬でかゆみを軽減します。湿疹が外的要因で生じる場合、その原因物質に触れないようにすることも大切です。

蕁麻疹

じんましんは皮膚の一部が突然くっきりと赤く盛り上がり(膨疹)、しばらくすると跡形もなくかゆみと皮疹が消えるという特徴があります。たいていかゆみを伴いますが、チクチクとした感じや焼けるような感じになることもあります。発症して6週間以内を「急性じんましん」、それ以上経過した場合を「慢性じんましん」と呼びます。じんましんの治療は、まず原因や悪化因子を探して、それらを取り除く、または避けるようにすることです。アレルギーが原因であれば、原因アレルゲンや刺激を回避します。仕事や勉強などのストレスや不規則な生活を避けることも重要です。薬物治療は、抗ヒスタミン薬の飲み薬が中心となります。

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎とは、良くなったり悪くなったりを繰り返すかゆみのある湿疹のことで、多くはアトピー素因(アトピー体質)を持ちます。目のまわりやおでこ、耳のまわり、首、ひじやひざの裏などに、かゆみを伴う湿疹が繰り返し起こります。左右対称で、慢性の湿疹と皮膚の乾燥が生じるのが特徴であり、かき壊しが続くと湿疹が拡大し、状態がひどくなります。花粉症や食物アレルギーとは異なり、アレルゲンがあるから発症するわけではありません。皮膚の弱い体質(アトピー素因)、皮膚のバリア機構が弱い人に発症することが多い病気で、アレルギー性鼻炎や食物アレルギー、気管支喘息などを伴いやすい特徴があります。
治療は、これまでバリア機能を補うための保湿外用薬、皮膚の炎症を抑えるためのステロイド外用薬やタクロリムス外用薬、かゆみを軽減させる抗ヒスタミン薬内服が基本でしたが、ここ数年でステロイドを含まないアトピー性皮膚炎用の外用薬が新しく発売されており(デルゴシチニブ軟膏、ジファミラスト軟膏)様々な外用薬が選択できるようになりました。
さらに、これらの治療で改善が乏しくアトピー性皮膚炎の皮膚症状やかゆみが改善しない場合は、炎症の物質(炎症性サイトカイン)をピンポイントで抑える注射薬(デュピルマブ、ネモリズマブ、トラロキヌマブ)を導入することも可能になりました。また、アトピー性皮膚炎に伴う炎症反応の細胞内へのシグナル伝達を阻害する薬(JAK阻害薬)も各種発売されております。これらによりアトピー性皮膚炎は劇的に改善が望める時代になっています。

にきび

にきびは多くの人が経験するとても身近な皮膚疾患です。とくに思春期にできることが多く、気にする方も少なくありません。にきびの直接的な原因は、皮脂の過剰な分泌と毛穴の詰まりです。過剰に分泌された皮脂が毛穴にたまり、面皰(めんぽう)という状態になります。この毛穴にたまった皮脂を栄養源にして、にきびの元となるアクネ菌が増殖して症状を悪化させます。
大人のにきびは、ホルモンバランスの乱れ、睡眠不足、紫外線、ストレスや生活環境など、様々な要因が複雑に絡み合ってできることが多く、治りにくい特徴があります。治療は、にきびの種類と重症度を判断し、外用薬(抗生物質、面皰改善薬など)、内服薬(抗生物質、ビタミン剤、漢方薬など)を使用しますが、必要に応じて、医師が専用器具を用いて面皰圧出処置も行います。
また当院では赤いにきびに対して、LED光治療器のオムニラックスを導入しております。オムニラックスは国内で赤外線治療器として承認されている医療機器で、赤色LED(633nm)の光が炎症性にきびやにきび跡の赤みを改善させる効果があります(保険適応)。レーザーのような痛みはなく、1回約5分の照射で、週1~2回繰り返していただくと効果的です。

改善が乏しい・さらなる改善をご希望の場合

当院では保険診療で改善が乏しい場合や、さらなる改善をご希望の場合に、ご自宅でのスキンケアで使えるドクターズコスメのご紹介や、ケミカルピーリングやエレクトロポレーションなどの施術をご案内することも可能です。
こちらは保険適応外(自費診療)になりますので、保険診療と同日に施術を受けていただくことはできません。
にきびは適切な治療を行わず放置してしまうと、「にきび跡」になる場合があるので注意が必要です。にきびでお悩みの際は、放置せずにお気軽にご相談ください。

単純疱疹(ヘルペス)

単純ヘルペスウイルスに感染することで発症します。口の周りに小さな水ぶくれができる1型と、外陰部やでん部など下半身に発症する2型の2種類のウイルスがあります。初めて感染したときは、人によっては発熱や痛みなど症状が強く出る場合もあります。治療は抗ウイルス薬の内服薬と外用薬を使用します。1年に何度もヘルペスを繰り返す「再発性単純ヘルペス」の場合は、水疱が出る前にチクチク、むずむずといった予兆がわかることが多く、その時点ですぐに内服薬を始めると治りが早まります。そのため近年はPIT(Patient Initiated Therapy)と言い、ヘルペスの初期症状が出現した時点で、患者様の判断で服用を開始する治療方法がありますので、頻回に繰り返す方はご相談ください。ヘルペスは寝不足、疲労、かぜなどで免疫力が低下すると再発しますので発症時は十分に休息を取りましょう。

帯状疱疹

子どもの頃に感染して体内で眠っている水痘(みずぼうそう)のウイルスが、加齢や疲労、免疫力低下により再活性化して発症します。日本人では80歳までに3人に1人が発症すると言われています。頭から下肢までの間で体の左右どちらかの神経に沿って、痛みを伴う赤い斑点と水ぶくれが多数集まり帯状に出現します。ピリピリと刺すような痛みが生じ、夜も眠れないほど激しい場合もあります。顔に生じた場合、目の障害や顔面神経麻痺、内耳障害によるめまい・耳鳴りなどが起こることがまれにあります。多くは、皮膚症状が治ると痛みも消失しますが、神経の損傷によってその後も痛みが続く「帯状疱疹後神経痛」という合併症が残ることがあります。
帯状疱疹は早く皮膚科を受診し、早期に内服治療することが非常に大切です。早期治療により、帯状疱疹後疼痛の発症を低減することが期待できます。また現在は50歳以上の方と帯状疱疹に罹患するリスクが高いと考えられる18歳以上の方に帯状疱疹の予防接種が可能です。

乾癬

銀白色の鱗屑(りんせつ:皮膚の粉)を伴い、境界の明瞭な盛り上がった紅斑(赤い斑点)が全身に出現する病気です。乾癬(かんせん)の多くが、この症状であり、尋常性乾癬と呼ばれています。
大きさや数、形は様々で、発疹が癒合し大きな病変となることもあります。爪の変形や関節炎を伴うこともあります。刺激を受けやすい部位にできやすく、頭部、ひじ、ひざ、でん部、下腿などに多く認められます。
乾癬は慢性で軽快と悪化を繰り返します。軽症の場合はステロイド外用薬やビタミンD3外用薬で治療を行いますが、中等症以上の場合はアプレミラストの内服を行い、さらに重症の方や関節症状のある方は、生物学的製剤の適応になる可能性があるため総合病院へご紹介いたします。

水虫(足白癬)

水虫は、白癬菌(はくせんきん)というカビの一種が足の皮膚に感染し発症する病気です。白癬菌が増殖しやすい夏に症状の悪化がみられます。足白癬は趾間(しかん:指の間)型、小水疱(しょうすいほう:水ぶくれ)型、角質増殖型のタイプに分類されます。趾間型は、足指の間の皮膚がふやけたように白く濁り、じくじく、かさかさ、赤み、水ぶくれなどが生じます。小水疱型は、土踏まずや足指に水ぶくれや細かい皮むけが生じます。角質増殖型は、踵(かかと)を中心に足裏の皮膚が厚くなり、ひび割れたり、粉をふいたりした状態になります。冬に乾燥やひび割れを起こしやすくなります。これらのタイプが混在することもありますし、かゆみがないこともあります。治療は病態に応じて塗り薬や内服薬を使用します。

いぼ(尋常性疣贅)

いぼは皮膚から盛り上がっている小さなできもので、ヒトパピローマウイルスの感染によって発症します。いぼのウイルスは傷などから皮膚に入り、皮膚の深層の細胞に感染して、周囲の正常細胞を押しのけて増殖し続けます。痛みやかゆみは伴いませんが、放置するとさらに増えたり、人にうつしたりすることがあります。小児からご年配の方まで男女を問わずみられます。
いぼを見つけたときは、数が少ないうちにご相談ください。いぼの治療は、液体窒素による冷凍凝固療法が基本となりますが、お子様など痛みで治療を継続できない場合はモノクロロ酢酸塗布による治療も行っております。