最近
「子供の手足の皮がめくれるようになってきた」
「自分で皮をべりべりめくっている」など、お子様の手足の皮めくれに関するご相談を多くお受けします。
お子様の手が荒れている場合、様々な原因が考えられます。代表的な疾患が以下の3つです。
①手湿疹・・・アトピー性皮膚炎があると季節を問わず手の乾燥やひび割れ、小さい水ぶくれができ、かゆみを伴う事があります。手以外に症状がない場合は何か触れている物にかぶれている場合もあります(接触皮膚炎)。
②汗疱状湿疹(異汗性湿疹)・・・今のような暑い時期に幼児から小学生くらいのお子様によく見られます。手のひらや足の裏は全身の中でもエクリン汗腺の密度が高く、手汗や足の汗が多いお子様では手足の小水疱、皮めくれ、ひび割れを生じます。かゆみを伴わない場合もあります。
③手白癬・・・足白癬(足水虫)のある場合や、ご家族に白癬(水虫)の方がいる場合にうつってしまう事があります。見た目だけで診断することはできないので、必ずめくれている皮膚の一部を採取し、溶かして顕微鏡で検査し、水虫の原因である白癬菌(はくせんきん)の有無を確認します。
お子様の手荒れが治らない場合は上記を鑑別しながら診断、治療を行います。
是非お気軽にご相談ください。