
4月に入り暖かくなってきたので、わき汗のご相談が増えてきました。
わき汗が多い疾患は正式には「原発性腋窩多汗症」と言います。
「原発性腋窩多汗症」とは、明らかな原因がないまま、6か月以上多量のわき汗がみられ
以下の項目のうち2項目以上当てはまる場合に診断されます。
①最初に症状が出たのが25歳以下
②左右両方で同じうように発汗がみられること
③睡眠中は発汗が止まっていること
④1週間に1回以上多汗の症状がでること
⑤家族にも同じ疾患の人がいること
⑥わき汗によって日常生活に支障をきたすこと
「原発性腋窩多汗症」と診断された場合、保険適応の塗り薬を使用できます。現在2つのお薬があります。

こちらは「エクロックゲル」で1日1回両脇に塗ります。ツイストボトルでクルッと回すと片脇の1回分が出てきてそのまま脇に塗布できます。
13歳からご使用いただけます。手に薬液がつかないのがメリットです。

こちらはラピフォートワイプというお薬です。使い捨てのシートタイプで1日1回両脇をふき取ります。汗拭きシートみたいな感じですね。
べたつかないのがメリットと、持ち運びにもとても便利ですが、薬液が手に付着するので必ずご使用後に手を洗う必要があります。
9歳からご使用いただけます。
どちらのお薬も汗の出口に蓋をするわけではなく、交感神経から汗腺に汗を出す指令をブロックする抗コリン作用のあるお薬です。
副作用として塗布部位のかぶれのほか、口の渇きや目をこすってしまうと視界がぼやけたり、光をまぶしく感じるなどの可能性があります。
また抗コリン作用として尿が出にくくなる副作用の可能性もありますので、緑内障や前立腺肥大の方、妊娠中、授乳中の方は使用できません。
上記の薬でも脇汗が十分に収まらない方、毎日塗るのが面倒な方、1シーズン脇汗を抑えたい方には脇ボトックスの注射も可能です。(18歳以上のみ)
ボトックスとはボツリヌス菌が作り出すA型ボツリヌストキシンという天然のたんぱく質を有効成分としたお薬です。30分ほど脇に麻酔のクリームを塗って痛みの対策をしてから、両脇に細かくボトックスの注射を行います。1~2週間で効果が現れ、約4~9か月程効果が持続します。
副作用として注射部位の内出血、疼痛のほか、脇以外のところからの汗が増える代償性発汗やアレルギー症状(発疹 かゆみ アナフィラキシーなど)があります。また、妊娠中、授乳中や妊活中の男性、女性、喘息など呼吸器疾患の方、筋肉、神経の疾患のある方、緑内障のある方や使用中の薬剤がある方は投与できない場合があります。
※当院では現在アラガン社のボトックスビスタを使用しておりますので自費でのご案内となります。(要予約)
わきボトックス(スタンダード 100単位)66,000円
わきボトックス(ライト 50単位) 33,000円
※別途 自費診察料 初診料2,200円 or 再診料1,100円 麻酔クリーム代 3,300円必要です。
わきボトックスはキャンペーンも随時ありますので、お得に受けたい方はHP、LINE、Instagramをチェックしてくださいね。
わき汗でお悩みの方は是非お気軽にご相談ください。






