じんましん|瑞穂ゆかり皮ふ科クリニック|瑞穂区の皮膚科・小児皮膚科・美容皮膚科

〒467-0011 愛知県名古屋市瑞穂区萩山町2丁目1番
Tel.052-680-7701
WEB予約 LINE Instagram
ヘッダー画像

ブログ

じんましん|瑞穂ゆかり皮ふ科クリニック|瑞穂区の皮膚科・小児皮膚科・美容皮膚科

秋から冬への季節の変わり目で増えてきたのが「蕁麻疹」です。

蕁麻疹は湿疹とは違い、ぼこぼこと虫刺されのような赤い膨らみが出てきて、ものすごくかゆいのが特徴ですが、いつの間にか跡形なく消えていく疾患です。そのため診察時には皮膚症状が全くないことも珍しくありません。

入浴後や夜中など体が温まった時に蕁麻疹は出やすいので、症状がひどい場合はスマホで写真を撮っていただき、画像を診察時に見せていただけると助かります。 

蕁麻疹には、食べ物やお薬など特定の原因のもの、物理的に接触したところだけに出る機械性蕁麻疹、寒冷刺激だけに反応する寒冷じんましん、お風呂や運動など発汗する時だけ出現するコリン性じんましんもありますが、7割は原因がはっきりしません。疲れ、寝不足、体調不良、ストレスなどで蕁麻疹が出る方はたくさんいらっしゃいます。小さなお子様は食物アレルギーの場合と、風邪をひいた後に出ることが多いです。

治療法はSTEP1として「抗ヒスタミン薬」を内服します。(※蕁麻疹の治療は塗り薬ではありません)抗ヒスタミン薬は花粉症などで飲んだことがある方も多いと思います。最近は眠くなりにくい薬が多いですが、効果や眠気の出方には個人差が大きいので、まずはご自分に合う抗ヒスタミン薬を見つけることが重要です。

1つの抗ヒスタミン薬で改善しない場合は増量したり2剤を組み合わせたり、STEP2で他の薬を併用したりします。

診察時に蕁麻疹の症状がひどい方は抗ヒスタミン薬やステロイドの注射を行います。

まれにアナフィラキシーと言って気道粘膜に蕁麻疹が生じて息苦しくなったり、喘息様症状が出たり、消化管に生じると腹痛や下痢を生じる場合もあります。そのような場合は命に関わる場合がありますのですぐに救急病院を受診してください。

蕁麻疹がなかなか治らない方は是非一度受診をしてください。