こんにちは。空気が乾燥してきてお肌の乾燥のご相談が増えてきました。
小さなお子様やご高齢の方など皮膚が薄い方、アトピー性皮膚炎など敏感肌の方は季節の変わり目や乾燥の時期だけでなく、汗をかく夏場でも毎日保湿剤を塗ることで、かゆみや湿疹など皮膚トラブルからお肌を守ることができます。
保湿剤にもさまざまな種類がありますが、医療機関で処方するもので最も多いのが「ヘパリン類似物質」です。こちらは一般的には「ヒルドイド(マルホ)」として知られています。
ヒルドイドには基材の違いによってヒルドイドフォーム(泡)、ヒルドイドローション(乳液)、ヒルドイドソフト、ヒルドイドクリームと4種類があります。どれも主成分は一緒ですが、塗る場所や肌の状態、また季節によって使い分けるのがオススメです。
例えば、真夏でさっぱりした使用感がよければヒルドイドフォーム、全身に塗るので伸びの良いものを重視するならヒルドイドローション、よりしっとりした質感がよければヒルドイドソフトやクリームを選択します。
このマルホさんのヒルドイドシリーズは「先発品」と呼ばれるもので、「後発品」いわゆるジェネリック製品が実は多数あります。
ジェネリック製品もメーカーによって使用感にかなりの差がありますので、当院では使用見本を色々ご覧いただき、実際に塗るお子様や親御様にお試し頂いて選択しています。
医師が「これがよい」と思って処方しても、塗りにくかったり、べたついてお子様が嫌がったりして塗れなければ意味がありません。お一人お一人にどの薬が合っているか医師や看護師が診察中にお話をしながら一緒に選んでいきます。
乾燥肌のご相談、お薬のご要望があれば遠慮なくお伝えください。