手汗は皮膚科で治療できます。|瑞穂ゆかり皮ふ科クリニック|瑞穂区の皮膚科・小児皮膚科・美容皮膚科

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院長ブログ

手汗は皮膚科で治療できます。|瑞穂ゆかり皮ふ科クリニック|瑞穂区の皮膚科・小児皮膚科・美容皮膚科

~手汗が多くてお悩みの学生さん、保護者の方へ~

~手汗は体質と思って、諦めてきた大人の方へ~

皮膚科で手汗の治療ができることをご存知ですか?

2年前から保険適用のお薬が発売されておりますので、一般の方は3割負担、名古屋市内在住で18歳に到達した年度末までの方は、子ども医療費助成制度があるため自己負担額ゼロで治療ができますよ。

  • 手汗が多くていつもタオルを持ち歩いている
  • 手汗でいつも手が冷えている 冬にしもやけになる
  • プリントが濡れるので恥ずかしい。
  • ボールがすべるのでスポーツができない
  • 楽器の演奏に支障が出る
  • スマホやタブレットが手汗で反応しない
  • 友達や異性と手を繋げない
  • 汗のせいでいつも手に湿疹ができている  など

手汗が多いことは、その方のQOL(Quality of Life=生活の質)を下げてしまいます。

明らかな原因がないにも関わらず、日常生活に支障をきたすほど手汗が多い場合、原発性手掌多汗症と診断されます。

国内に約493万人もの患者さんがいて(約19人に1人)、平均発症年齢は13.8歳と言われています。

<原発性手掌多汗症の診断基準>

 □最初に多汗の症状が出たのが25歳以下

 □左右対称に発汗がみられる

 □睡眠中は発汗が止まっている

 □1週間に1回以上、多汗の症状がみられる

 □家族に同じ症状の方がいる

 □汗のために日常生活に支障をきたしている。

手の多汗症状が6か月以上続き、上記の6症状のうち2項目以上あてはまる場合、「原発性手掌多汗症」と診断されます。

意外と当てはまる方は多いのではないでしょうか?

 

2年前に日本初の原発性手掌多汗症治療薬として発売されたのが、こちらのアポハイドローション(久光製薬)です。

1日1回手のひらに適量を塗るだけで、抗コリン作用により汗を出す指令をブロックして、手のひらの発汗を抑えます。

12歳以上で治験が行われているため、学生さんも安心してお使いいただけます。

発売2周年のこのタイミングで1本1週間分(4.5ml)だったアポハイドローションから4倍量の1本4週間分(18ml)の規格が登場します。

アポハイドローションは塗り続けることで効果の発現が高まってきます。まずは4週間しっかり継続していきましょう。

※左 発売予定の18ml製剤  右 現在の4.5ml製剤

下記の方はご使用いただけません。

【禁忌】閉塞隅角緑内障の方、前立腺肥大の方、重篤な心疾患のある方、腸閉塞、麻痺性イレウスのある方、重症筋無力症の方、本成分にアレルギーのある方

【主な副作用】1~5%未満:塗布部位のかぶれ、口渇、乾燥

       頻度不明 :尿閉、麻痺性イレウス、血小板減少など

先日東京で行われたアポハイドローションの講演会にお邪魔しました。

手汗で悩んでいる人はとても多いのに、他人に相談しにくかったり、お金がかかると思って親に相談できなかったり、そもそも治療ができることを知らなかったり、体質だからと諦めていたりして、皮膚科受診をしていない方がまだまだ多いそうです。

手汗が原因でやりたい部活がやれなかったり、希望の職業を諦めたり、交友関係にも影響が出て、メンタルにも影響すると言われています。

「私もそうかも・・・?」と思われる方は、是非一度ご相談ください。