ステロイドを塗ると肌が黒くなる!?|瑞穂ゆかり皮ふ科クリニック|瑞穂区の皮膚科・小児皮膚科・美容皮膚科

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院長ブログ

ステロイドを塗ると肌が黒くなる!?|瑞穂ゆかり皮ふ科クリニック|瑞穂区の皮膚科・小児皮膚科・美容皮膚科

こんにちは。

5月に入りいよいよ暑くなってきましたね。大人も子供も赤ちゃんも汗による湿疹の悪化やアトピー性皮膚炎の悪化が見られるようになってきました。

湿疹を治すにはステロイドの外用薬を処方することが多いのですが、患者様からよく聞かれるのが、

「昔ステロイドを塗って肌が黒くなったので塗りたくない」

「ステロイドは紫外線に当たると黒くなるから朝は塗ったらダメですね?」

というもの。

結論から言うと、これらは誤解なんです💦

ステロイドを塗って肌が黒くなるというのは誤解です。

ステロイドを塗るような湿疹あるいはアトピー性皮膚炎のひどい状態が長引くと

その後ステロイドを塗って皮膚が改善した後に、「炎症後色素沈着」で黒ずみが残ってしまうのです。

つまり、ステロイドを塗らなくても、湿疹のひどい状態が長引いたり、掻き壊していたりすると

治った後に「色素沈着が残る=黒くなる」ということです。

 

ステロイドは「朝ぬってはいけない」というのも誤解です。

ステロイドの塗り薬は通常1日2回 朝と入浴後に塗るのがお勧めです。

朝塗らないで1日1回夜だけ外用した場合、改善に時間がかかります。

炎症が長引くと、「炎症後色素沈着」で逆に黒ずむリスクが高くなりますので湿疹、皮膚炎は早く治すのがお勧めです✨

ステロイドを塗っても塗らなくても紫外線に当たると日焼けをしますので、肌に優しい日焼け止めを上手に使いましょう。

 

ステロイドで肌が黒ずむことはありませんが、それでもステロイド外用に抵抗がある場合は他の薬剤でご案内させていただきますので

お気軽にご相談ください。